そして、日が傾き始めたころに。

裏山へと俺は足を向けた。




「言われたのは、1時だから・・・今は、12時。余裕だな。」



1時間もある余裕な時間に俺はゆうゆうと歩き始める。

そう言えば、茜さんはどうして今日も呼んだんだろう・・・





「・・・どうしてだ・・・?俺なんか、足手まといにしかならないのに・・・・・・」



その素朴な疑問は、傾き始める夕日と一緒に沈んでいった。