「ほらーーーー!!!!!朝よ!!はよ起きらんね!!」
朝からやかましいお母さん。うっとうしい。
「あーー!!もう!起きればいいっちゃろ!!起きますよ!!!」
「遅刻したら留年せやんやろーが!!!」
「あーもう。着替えるけん、どっかいって!!!」

朝から、すみません。私は、神崎 瞳(かんざき ひとみ)。
まだ、高校1年になったばっかり!
今は、梅雨の時期で、雨ばっかり降っている。なんか眠たくなるー。

「こらー!さっさとせんね!!」
リビングから、お母さんがどなる。
時計を見たら、もう7時!バスに遅れるーー!!!

ばたばた用意して、朝ご飯も食べずに外に出た。
「行ってきまーす。」
「あんた、ご飯は?」
「いらん!!」


走ってバス停に向かい、バスに乗り込む。
「ふー。」
間に合った!心の中でガッツポーズをする。
「瞳!こっちこっち!」
私を呼んだのは、竹内 美里(たけうち みさと)。
超可愛くて、THE!女の子って感じの子!!
「おはよ!美里!」

私達は、いろんな話をして、学校に着いた。

教室に入って、少し雨に濡れたからタオルで腕を拭いていると、腕に点々ができていた。
何だろ?家に帰って、親に話すか。



その時、私はまだこのあと大変な事になるなんて、思ってもいなかった。