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「相沢くんがあんなことするなんて思わなかった」

「なに?あんなことって…」

「……指輪にキス」

私がボソッと呟くと顔を真っ赤にした相沢くん。

「あれはっ!!……いいじゃん。ミドリのこと愛してるし」

あまりにも無邪気に笑って言うものだから次は私が顔を真っ赤にした。





私の左手は相沢くんのポケットの中。


しっかりと握られていた。






――END――