バス停まで相沢くんは一言もしゃべらなかった。 「相沢くん。バス来たよ??」 「あー…ミドリは先に帰っといて。俺はまだ居るよ」 ごめんな。と呟いて相沢くんは俯く。 私は相沢くんの隣に座った。 「……ミドリ??」 「私もここに居たいの」 にっこりと笑ってそう言うと相沢くんも笑った。 仕方ねぇな。と言って私の頭をくしゃくしゃと撫でた。