それから30分。7時50分に相沢くんは戻ってきた。 無言で私の前に座り、頭を無造作にかきむしる。 酷く汗をかいていた。 「おかえり。どうする??なんか頼む??」 「あー…俺はいいや。腹減ってねぇし」 相沢くんは笑いながらコーラを口に含んだ。 「帰る??バスもあとふたつしかないし」 私がそう言うと「ごめんな」と呟いて相沢くんは席を立った。 相沢くん… それは何にたいしての「ごめん」なの。