っ!?


なっ、何が…

“よく、がんばりました”ですか!?



怒りが爆破寸前まで達している


怒鳴ろうとおもい声を荒げる



「東條っ!!『起立っ』


しかし、学級委員の号令にかき消されてしまった


ガラ…


生徒たちが席を立つ


チッ…タイミングを失いました


『礼っ』


「「「「「ありがとうございました」」」」」



みんなが礼をする


私はその隙を見て
東條の弁慶の泣き所(すね)を
力のかぎり蹴り上げた




「いっ!!~~…。」

顔を歪める東條


どうです!?

あの強豪弁慶でさえも

蹴られては泣くほど痛いといわれる場所ですからね

相当痛いでしょう

人をからかった罰です!



私にあの様なことするから…


あの様な…


・・・・・


ボッ/////(顔が赤くなった)


お…思い出したら死ぬほど恥ずかしくなりました!!////


顔から熱がひきません


あ゛~ もうっ!!

どうしようもないじゃないですかっ!?


私は慌てて教室を出て行った





会長にとって

こんなに長く感じた10分間は

初めてだったという…



一方その頃東條は…


「雨宮のやつ…

おもいっきり蹴りやがって…

痣できたかも

マジでいてぇ…」


と呟き


いまだ足の痛みに耐えていたのであった…