生徒会長の悩み事





ガラガラガラ…ピシャ





「ん…」



扉の閉まる音がして私はゆっくりと瞼をあける




「あれ…私、やっぱり眠ってしまって…?」



寝起きの所為かいつもより視界が霞んでいた



無意識に目を擦るとそこである異変に気づく




「あれ…眼鏡…」




寝てしまう前に眼鏡を外した記憶はない

そうでなくても自分は家で寝るとき以外、絶対に眼鏡を外さないのだ





「め、眼鏡どこ…?」



慌てて机の上に手を当てて眼鏡を探す



しかし自分の手元の視界ですらぼやけていて何が何だかわからない




「ど、こ…」



焦りはやがて不安へと変わる




まずい…


マズい…


マズイ…




視界がぼやける



周りがわからない



見えない不安



わからない孤独





ダメだダメだダメだダメだダメだ



思い出してはいけない



わかっている


わかってるはずなのに




焦りと不安は加速する一方だ





見えない…



「ヤ…」



わからない…



「イ、ヤ…」




メノマエカラ、キエテユク…




「イヤぁぁァァァァァァァぁァァぁっ!!!」