生徒会長の悩み事





「な、な、何を考えているんですか貴方は!?」



東條直人の行動に怒りや焦りが募り肩を震わせて怒鳴る




「だから“なに”って聞かれても困るって言ってるだろ?


ここは雨宮の夢の世界
雨宮の願いや気持ちでできてるんだから」


願いや気持ち…?

それじゃあさっきの東條の行動は私が望んでいること!?///



「で、デタラメです!!
いつ私がこの様なことを望んだというのですかっ!?」



根も葉もない言いがかりだ
きっと連日の生徒会業務でストレスが溜まったのだろう


半ば自分に言い聞かせるように声を張り上げる




「ほらほら、そうやってすぐにムキになる

冷静沈着な生徒会長様はどうしたんでしょうね?」



馬鹿にしたようにふっと笑われ怒りのゲージが振り切れそうだ



「あなたという人は…」

“夢の中でも最高に嫌味な人なんですね”


そう言おうとした時、東條は私の頭の上に手を置きそっと撫でてきた




「え…?」



現実の東條も理解不能な行動ばかりだが
ここ(夢)の東條はもっと理解不能だ



私は頭に置かれた手を振り払おうとした

だがそれができなかった




東條があまりにも愛おしそうな顔をしてこちらを見るから…

撫でられた手に微かながら暖かい温もりを感じたから…