あれからデートの約束を取り付けた。
コウスケが授業が終わったらうちの学校まで迎えに来てくれるらしい。
「亜美ー！
昨日、どうなったのよ？」
自分の席に座っていると美野里がやってくる。
「まあ美野里の想像通り、ってところじゃない？」
そう言うと美野里はニヤニヤと笑う。
「さすが亜美だわ～
絶対亜美には勝てない。」
ケラケラと笑っている美野里。
「で、美野里は？
あの子とどうなった？」
あの子とは昨日のコンパにいた子だ。
童顔で、カッコイイというより可愛い子。
「おかげさまでメアドゲットして明日、逢う約束したけど」
なんだかんだ言っても美野里もモテる。
だからあたしに勝てないと言いつつ自分も結構やることはやっちゃってる。
