「…立花里菜さん?」

「は、はい!立花里菜です。こ、こんにちは…。」

「こんにちは、そして初めまして。私は聖フィールド学院理事長代理、國分と言います。単刀直入で申し訳ないですが、立花さん。あなたには我が校に特待生として入学する権利が与えられました。」

「聖フィールド、学院…?」

「そ、それは本当ですが!!?」

よく意味がわからず首をかしげていると隣に座っていた校長先生が突然立ち上がった。

「はい。我が校の理事長が是非と」

「おめでとう立花さん!!こんな機会めったにないぞ。入学するべきだ。」

「あ、の…。わたしよくわからないのですが…」

校長先生はとてもうれしそうにわたしの両手を握りそう言ってきた。