険悪執事




執事――――



俺は執事に憧れ出す




「城サン!俺にアップルパイ教えてください!」




城サンはにっこりと微笑み厨房へと案内してくれた


最初から俺を知ってるかのように優しくしてくれた。


“俺は城サンには勝てない”



それが頭によぎった







「城サンすげぇっす」




それが心の中から出てきた言葉




それでも城サンは



「執事ですから」




俺もこの言葉を言ってみたい。