険悪執事





美麗サンが俺の耳元でささやく



「城サンよ」




こいつが――!?
全然イメージが………



超顔整ってるし!!




「城サンですか?」




「はい。」




無愛想………




「恵人!部屋行きましょう!!」




「あ、はい」




城サンは俺に軽く頭を下げ去っていった。




ガチャ



ふわっ




………美麗サンの匂いだ




「紅茶飲める?」




「あ、はい」



コポコポ――――



何か落ち着かない……