容姿端麗6人組



「私は中学の時……。お金目当てで、私の周りにはたくさんの人がいた。

私自身を見ようとしないで、私の家柄を見て寄ってきた。

ある日、聞いちゃったんだ。
ずっと友達だって思ってた、ずっと側にいた子が悪口を言ってるのを。

軽い女だって……。
金目当てで寄ってんのも知らずに、ヘラヘラ笑って。
私たちのこと、友達だって信じちゃって笑えるってさ。

友達だと思ってたのに。
裏切られた……。」


話していたら、涙が頬を伝った。
無意識のうちに泣いてたみたい。


「そうと分かってからも…、一人になるのが恐くて………、精一杯気に入られようと仲良くしてた。

だけど、耐えられなくなって。
全て言ったの。
そうしたら、バレちゃった?って。

男に媚びうってる女となんか、金目当てでもないと仲良くなんかしてやんない、ってさ……。」


皆、言葉を失ってた

そりゃ、そうだよ。

もう私となんか仲良くしてくれやしない。