容姿端麗6人組



「ちょっと!!」


舞が、蓮を睨む。


「舞は、知ってるのか?」

「知らない……けど。」

「じゃあ、なんで止めんだよ。」

「人には、言いたくない事だってあるでしょ??」


舞は私の親の事は知らないけど、お祖母さまの事なら知ってる。


怜も智樹も中学が同じだった子は、もちろん知ってる。


だってそれが……、私の辛い過去に繋がるから。


「だって、変じゃんか!親友の仲なのに、秘密を持ってるなんて……」

「どうしたの??」


蓮の声に続いて、ジュースを取りに行ってた怜が戻ってきた。


「つかさ、何で親の事を隠すんだよ……。」

「…………分かった。話すよ、親友だからね?」


皆は少し頷いて、真剣に私の目を見た。


「じゃあ、まず。中学の時の話から……。」