容姿端麗6人組



「「お邪魔しまーす。」」


私達は階段を上がって、怜の部屋に入った。


「智も来てるから、入って。私、飲み物持ってくる。」


私たちとすれ違い形で、怜が階段を降りていく。

その間怜の部屋にいると、私は質問責め。


「よっ!!」


部屋にはもう智樹がいた。


「なあ、つかさっ!あの高級車からすると、お嬢様だったり??」


蓮のいきなりの質問に驚いた。


「お嬢様……、なのかな??自分でも分かんない。」

「ふーん。てか、つかさの家って何やってんの??」

「……。」

「つかさ??」

「……、言いたくない。」

「えっ!?」

「ていうより、あの車親のじゃないし。お祖母さまのだから。」


親の事は一切言いたくなかった。

この中で私の親の事を知ってる人は、一人もいない。


幼馴染みの舞にさえ、言ったことはない。


「お祖母さまって…。呼び方からしてお嬢様だろ!」

「そう、かな……??」

「…で、何で親の事は教えてくれないわけ??」