「早く謝ってよっっ!」

「へぇー。そういう口の聞き方、して良いと思ってるのかな?先輩に向かって、、」

「先輩後輩の関係が、そんなに大事ですか?その前に人間として、筋は通してほしいですね。」


つーちゃんは先輩と睨み合ったままだ。


「じゃあさっ、キスしてよ。そしたら、謝ってあげてもいいよ?」

「はぁ!?アンタ達、バカじゃない?意味不明……」


つーちゃんはまだ先輩と言い合っている。


「つーちゃん、もう良いよ。」

「嫌だっ、私が許せないの!」


つーちゃんは本当に頑固だ。

良いところなんだか、悪いところなんだか……


「早く、キスしてよー。『佐々木つかさちゃん』でしょ?噂通り美人だね?」


そう言いながら、まだつーちゃんを壁に押しつけたまま。


「離れてっ!てか、早く謝ってよ!」

「キスしてー♪」


つーちゃんは一向に諦めない。

すると、美男子クン(駆け寄ってきた男の子)が先輩の腕を思いっきり掴んだ。


「痛っ!!何すんだよ、てめえ!」

「おい、謝れって言ってんだろ?こっちは二人も、怪我人出てんだよ。」