容姿端麗6人組



『ピンクのニットワンピ…、焦げ茶のブーツ………ああ、居たっ!』


いきなり大声で叫ぶ声が、二重にして聞こえた。


横を向くと、大きく手を振っている女の人が見えた。


パーマがかかった茶髪の髪が垂れていて、ミニスカートからスラッとした足が見える。


スタイル抜群………

しかも、キレイな人。


「良かった、見つかって~」

「あの………」

「説明は、後っ!さ、行こ。」

「え?」


いきなり腕を引っ張られ、女の人が走り出した。














しばらく走って、ある病室の前についた。


病院内って、走っちゃいけない気がするけど。


まあ、今は緊急ってことで。


「えっと………」

「ここ、篠崎さんの病室。」


ガラッとドアを開けながら言った。


二人で中に入ると、ベッドには俊が寝ていた。


「しゅ…ん。」


酸素マスクをつけて、まだ目が覚めてないみたい。

頭と首には、包帯が巻かれている。


「どうして……。」


私は、俊の痛々しい姿を見ながら呟く。


すると、隣りにいる女の人が口を開いた。



























「トラックに…、跳ねられたの。」