容姿端麗6人組



『分かった。私たちも行くから、病院教えて?』

「が、えで……ぞーごーッッ、ヒックッッ…………びょーいんッッ」


つーちゃん達、来てくれるんだぁ。

私、一人でどーしようかと思っだぁ~ッッ。


『あんたねえ、泣くか喋るかどっちかにしなさいよっ。どこの病院だか分かりゃしない!』

「ゔぅーッッ、酷いぃ……」


遠くから蓮の声も聞こえる。


………つかさ言い過ぎっ、だって。


『蓮、うるさいっ!!たく……。怜、さっさと言って。』

「あ゙い……。」


うわぁ~、怖いよぉ。


泣き止め……、私。

落ち着け……、私。


「楓、総合病院……。」


言えだー、

つーちゃん怖いし。


次ダメだったら、
雷が落ちるところだったよぉ。


『よく言えました♪直ぐ行くから、それまでに泣き止みなさいよっ?分かった?』

「うんっ!」




――ブチッ









携帯を切った途端、少し視線を感じた。