「さささ、39.8ぃ~!」
すっっごい熱!!
やっぱ、お医者さん?
診てもらった方がいいのかな。
「39.8か…/////怜、帰れっ。マジでうつ………ゴホッ、ゴホッ////」
「ああ~、飲み物だよね。ポカリがいいかな。ちょっと買ってくるね?」
智は止めようとしたみたいだけど、ダルくて体が動かなかったみたい。
「ポカリ、ポカリーっと。」
自販機で二本購入。
さ、早く帰らなきゃ。
そう思って、智の家へ向かっていると…………
――ピーポー、ピーポー
横を救急車が通った。
最近多いよね。
事故とか病気とか……
――ドクッ、ドクッ
……ん?
何だろう、この胸騒ぎ。
ザワザワする。
風邪かなぁ。
早速、智のがうつった?
この時は、深くは考えていなかった。
このあと……
何が起こるかなんて
私は、知らなかったんだ。
「ただいまっ♪はい、ポカリ買ってきたよ。」
「さんきゅ……//////」
少し起き上がって、ポカリを一口飲む。
「まだ顔赤いね。まあ、すぐ下がるわけないか。寝る?」
「ああ、悪いな…////」
「ううん、おやすみ。」

