容姿端麗6人組



「怜は優しいから……庇うように言ってる。けど、実際は違う…。怜が襲われてるのを、オドオドして見てただけっ!私がたまたま見てたから、助けに行くこともできた………」


「つーちゃん、徹くんだって努力してくれたんだよ。きっと……」


怜はまた庇う………
どんだけ優しいのよ。


「男だったら、女を助けるのが当たり前なんじゃないの?友達だったらなおさらよ!喧嘩してでも……弱くたって……」

「私もそう思うよ!何もしないで待ってるなんて………最低だよ。」


舞が私に賛成した。


「俺だったら助けてた。」


俊が静かに言った。


「私は……、徹ってヤツ…嫌い……」


私は本音を口に出した。


――ガチャンッ


屋上のドアが開いて、徹が入ってきた。


「徹くん……」


怜が口にした名前に、蓮と俊が敏感に反応した。