もう一時間もたったのか。
そういえば、制服のまんまだった。
着替えなきゃね。
「蓮、適当にテレビでも見てて。」
「えっ?どっか行くの?」
立ち上がった途端、蓮が腕を掴んできた。
「そんなに心配しなくても…。制服のままだったから、着替えてくるだけ。」
「ああ、そっか。」
「じゃあ、行ってくるね。」
―――………
「蓮ーっ」
………。
あれ?
応答なし?
着替えを終えて、リビングに戻ってきた。
「あらあら、、」
蓮は、ソファーでスヤスヤ寝てる。
「ふぅ…、寝かせとくか。」
気持ち良さそうに寝てるし、タオルケットをかけてそのまま寝かせておくことにした。

