容姿端麗6人組



「怜っ!!!」


俺は、無我夢中で走り出した。


競技の最中だってのは、関係なし…


怜の元へ走った。





酷い有り様だ。


人、人、人………



ゴチャゴチャとしてて、怜なんかどこに居るかわからない状態。









―今の状況











A組がC組の大将・怜を狙って、攻め込んだ。


それが原因で……

A組とC組、全部の騎馬がバランスを崩して、雪崩れのように倒れ込んだんだ。







「大丈夫かっ!?」

「起きれるヤツから、ゆっくり起きろ。」


先生たちの声が飛び交う。




「怜っ!!」


後ろから、つかさの声が聞こえた。

そして、倒れてるヤツらに駆け寄った。