智樹くんまで、顔を赤くして……
「違うぞ?今のは…////」
「な、何が違うの?」
「い、1位になるには…誰か連れて来なきゃいけないだろ?怜しか、頼めるヤツがいなかっただけだ!別に、変な意味は…/////」
「バ、バーカっ!何、焦ってんの?分かってるわよ、そんな事…。」
二人は、大きな声で言い合う。
智樹くんと、言いたいこと言い合えてる怜ちゃんが羨ましい。
あんな関係になりたいな…。
なーんて、
何言ってんだろ…、私。
最近ずっと、智樹くんの事を目で追っちゃう。
理由は分からない。
ただ、目が離せない。
智樹くんの行動を、全て見ていたいって思っちゃう。
「ねえ、大丈夫?」
「え…」
突然、隣りの人に話しかけられた。
「だって、涙目だよ?どっか痛いんでしょ!!」
うわぁ~
バレちゃった…
必死に止めてたんだけどな。
「大丈夫だよ?」
「大丈夫じゃないよっ!保健室行って、休んだ方が良いって。」
「え…ちょ、ちょっと!!」
隣りの子に引っ張られて、先生のところへ連れていかれた。
「先生、具合が悪いみたいなんです。」
「あらっ、大変。保健室に行きましょ?」
隣りの子が先生に話したせいで、私は保健室に連行された。

