容姿端麗6人組



智樹くんまで、顔を赤くして……


「違うぞ?今のは…////」

「な、何が違うの?」

「い、1位になるには…誰か連れて来なきゃいけないだろ?怜しか、頼めるヤツがいなかっただけだ!別に、変な意味は…/////」

「バ、バーカっ!何、焦ってんの?分かってるわよ、そんな事…。」


二人は、大きな声で言い合う。


智樹くんと、言いたいこと言い合えてる怜ちゃんが羨ましい。


あんな関係になりたいな…。


なーんて、

何言ってんだろ…、私。



最近ずっと、智樹くんの事を目で追っちゃう。


理由は分からない。


ただ、目が離せない。


智樹くんの行動を、全て見ていたいって思っちゃう。


「ねえ、大丈夫?」

「え…」


突然、隣りの人に話しかけられた。


「だって、涙目だよ?どっか痛いんでしょ!!」


うわぁ~

バレちゃった…


必死に止めてたんだけどな。


「大丈夫だよ?」

「大丈夫じゃないよっ!保健室行って、休んだ方が良いって。」

「え…ちょ、ちょっと!!」


隣りの子に引っ張られて、先生のところへ連れていかれた。


「先生、具合が悪いみたいなんです。」

「あらっ、大変。保健室に行きましょ?」


隣りの子が先生に話したせいで、私は保健室に連行された。