容姿端麗6人組



苦しくて…

視界がゆがんだ。

目に涙がたまってるんだ。




智樹くんは怜ちゃんの手をとって、ゴールした。



ゴールは、私の目の前。

スタート地点だった所は、グラウンドを一周すればゴールになるから。




『3年B組・香山くんの借り物は……、笹山 怜さんですっ!』


「「キャー!!」」


これは、悲鳴なのか。
歓声なのか…。



そんな声を聞きながら、借り物の内容が気になってる私。



智樹くんが、何を思って怜ちゃんを連れてきたのか。
凄く気になる…






『借り物の内容は、

























……愛しい人っ///////』


























愛しい、人……


ほとんど告白じゃん。




なーんだ。

やっぱり好きなんだ。




ただの幼なじみであって、ほしかったな。


「と、智…/////」


怜ちゃんが借り物の内容を聞いて、恥ずかしそうに顔を赤くした。