容姿端麗6人組





―パーンッ―




「「「キャー!!」」」

「「「智樹く~ん、頑張れぇ~」」」


うわぁ~、
凄い歓声…

さすが、智樹くん。

やっぱり人気なんだ…


て、何でショック受けてんの?


てか、ショックなんて受けてない。


ただ、凄いな。

っていう、尊敬の気持ちだもん。


「あっ、」


智樹くん、紙を取った。


何て書いてあるんだろ。


智樹くんは、紙を見て止まったまま。

他の子達も、一瞬止まる。

そして、しばらく動かない。


皆、戸惑っちゃってる。


書いてある内容が、難しいのかな。



そう思っていたら、智樹くんが走り出した。


「「キャー!!」」


突然、悲鳴とも歓声ともとれる声が響く。



その理由は、私の目に映っている。


何故、こんな声が響いているのか、理由を今から説明しましょう。











智樹くんが走った先は、怜ちゃんの所。


その後、
怜ちゃんの手をとって、走り出した。












ああ。

智樹くんは、怜ちゃんの事を特別に思ってるんだな。

ってすぐに分かった。



胸が締め付けられるような気持ち。