容姿端麗6人組



借り物競争は、三走者までいる。

私は三走者目。


二走者目には、智樹くんがいるんだよね。


「片桐、頑張ろうな。」

「うんっ//////」


智樹くんが、頑張ろうだって…


ドキドキドキドキ…


え…

何でこんなに、ドキドキしてるんだろ…


前にもあった。
智樹くんと初めてあった日。


怜ちゃんとぶつかった時かな?

その時、転んだ私に手を差しのべてくれた。

ドキドキして、一瞬金縛りにあったみたいだった。


ドキドキドキドキ…


智樹くんにも聞こえちゃいそうだよ。


静まれ、私の心臓。


「どうした?顔、赤いけど…」

「な、何でもないよ!多分ほら、暑いから…。」


顔、赤かったんだ。

智樹くんにバレたかな…

大丈夫だよね。
暑いからって、十分な理由だもん!


「そっか、なら良いんだけど…」


ふぅ~、良かった。

バレなくって、、




―パーンッ―




一走者目がスタート。


地面においてある紙をそれぞれ取って、ここからが借り物競争の始まり。


どんどんゴールしていって、次は二走者目。

つまり、智樹くんの番。


頑張れって、心の中で応援。