「もう、怜ちゃんっ」
怜ちゃんったら、すぐ抱きついてくるんだから…
困っちゃう。
「最近、怜と片桐って仲良いよな。」
「そ、そう?」
いつの間にか、つかささんの隣に立っていた蓮くん。
私たちを見て言った。
そんな事を言われて、嬉しくない訳がない…
でも照れ隠しで、そう?なんて言った。
てか、蓮くん。
つかささんの肩に手をおいて、自分の方に引き寄せてる。
最近、ずっと気になってたんだけど…
スキンシップ激しくないかい?
まさか、恋仲ですか??
何も知らない私は、そんな事を思いながら二人を見ていた。
私が見つめすぎたのか、つかささんが不思議そうに言った。
「優華、どうかした?」
「あ、あの…」
「ん?」
「お二人って、そういう仲なんですか?」
つかささんと蓮くんは、顔を見合わせた。

