「多分、どっかの誰かさんのせいでぶちギレてたから…。怖い女だったでしょ。」
「そんな事ないですよ!私がそんな時に、付きまとってたのが悪いんですから…」
「いやいやいや、アナタ悪くないし。こっちが一人でイラついてただけだから。ゴメンね?別にアナタが嫌いだから、避けてたんじゃないの。」
佐々木さんのその言葉を聞いて、ホッとした。
良かったーって。
そして2週間が経ち、ついにきてしまった。
私の大嫌いなこの日が…
「さあさあ、やって来ました。皆さん、待ちに待った体育祭ですよー!」
そうだ。
今日はなんと憂鬱な日だろう。
体育祭なんだ。
空は快晴。
体育祭日和と言ったところか…
今日は全く雨の降る様子もなく、朝から物凄く暑い。
只今、グラウンドで体育祭実行委員会からの話を聞いている。
ああ~
私、借り物競争なんだよね…
面倒だな…
昔っから、体育とか運動会とか体育祭とか…、運動系が嫌いなんだよね。
足遅いし、、
運動神経ないから…

