今の状況が、全くつかめてない。


俺は蹴飛ばされて、床に座ってる。
正直ダサい…

だから、ムカついて蹴ってきたヤツを睨んだんだ。



でも、睨んだ方向に立っているのは、つかさ…

俺が蹴られた所にいるのも、つかさ…


じゃあ、蹴ってきたのは?

………つかさ??


何で?どうして?

怒らせるような事した?

てか、凄い怒ってないか?
つかさ…


この状況って、ヤバイ感じ…だよな。


「…つかさ…?」


本人に聞くのが一番早い。

でも、これって凄い勇気…
だって、つかさ怒ると恐いから。
怒ってるとき、後ろに鬼が見えるからな?

マジ恐い……


「何…」


低い声で、つかさが言った。
てか、めちゃくちゃ恐い。
怒ってるよ…。
声低いし…、軽く睨んでるし…。


「えっと…、今蹴ったのは……」

「私。」


即答……

悲しすぎる。
彼女に蹴飛ばされる、俺。

てか、、


「何か…、怒ってる?」


そう聞いた瞬間、つかさの顔が変わった。


怒りに満ちた顔。

うわっ、ヤバい。
俺、かなりの事したんだな…

これだけ怒ってるし…


原因……、何だ??

怒ってる理由。


んんぅ…


・・・・・。

さっぱり、わからん。