容姿端麗6人組



「舞、ギリギリ。」

「つかさが、起こしてくれなかったからでしょ??」


舞は慌だしく会議室に入ってきて、私の後ろに座った。

私は後ろを向いて、小声で話しかけた。

予想通り舞も、小声で返してきた。
怒り口調なのに、最大限小さな声で言ってくるから、おかしくて笑っちゃった。

目立たないように、クスクスとした笑い。


すると、いきなり生徒会長が…


「では、学年代表を決めておきたいと思います。」


学年代表……
面倒くさっ

絶対やりたくないな。


「3年は、僕がやるとして…。2年は、、生徒会役員の川合(カワイ)くん。いいかな?」

「あ、はい。」


3年、2年ともに生徒会役員。
一番手っ取り早い決め方だ。

1年もそうやって決めたい所だけど、残念ながら1年は生徒会に入れない。
つまり…、居ない。

どうやって決めるかな。

ジャンケン?
クジ引き?

運試しって好きじゃないんだよね、、