「ただ~いま~♪」
お姉ちゃん?
帰ってきたんだ。
バイトの帰り??
「お帰りなさい♪」
「あ、舞。久し振りぃー!最近会ってなかったね?」
「だって、お姉ちゃん。バイト、バイトで帰ってくるのは夜中なんだもん。」
「仕方ないじゃん。本当にバイトなんだもん♪」
玄関でサンダルを脱ぎながら、笑って言うお姉ちゃん。
「あ、そうだっ!!舞、彼氏とはどうなの?仲良くやってる?」
「うん♪もう幸せぇ~☆」
「おー、おー♪良かったじゃん!!」
お姉ちゃんが頭をワシャワシャ撫でてきて、髪がボサボサになっちゃったよ。
「あぁー、もう。お姉ちゃんったら…」
「ふふぅー、何ぃ~?」
「何でもないっ!あ、そういえば。お兄ちゃんの元気がないの。」
「千速?何でまた…。」
不思議そうにお姉ちゃんが言う。
そんでお兄ちゃんの事について、お姉ちゃんの部屋で話す事にした。
私たちの部屋は皆二階にある、だから一緒に階段で上へ。

