容姿端麗6人組



自分の部屋に入ると、ちょうどお母さんがつかさの頭の下に氷枕を入れていた。


「あ、お母さん。」

「舞、どこにいたの?」

「お兄ちゃんの部屋。」

「え、千速の?何かあった?」

「うーん、別に。何も無いよ。」


お兄ちゃんの事は、言わない方がいいよね。
言われたくないと思うし。
お兄ちゃんも……


「よしっ、出来た。つかさちゃん、お大事にね。」

「はい…、ありがとうございます。」

「ええ。じゃあ、舞。しっかり看病しなさいよ。」

「はーい。」


お母さんが部屋から出ていって、つかさと二人になった。


「つかさ、大丈夫?」

「うん。ごめんね、舞。迷惑かけて…」

「そんなっ!今さら何ぃ~?全然気にしてないよ。」

「フッ ありがとう♪」


つかさが真っ赤な顔で笑った。


「もう寝なさい。早く治さなきゃ、ね?」

「分かった。おやすみぃ♪」

「おやすみ♪」


電気を消して、部屋を出た。