「アイツら、待つって事を絶対しないんだな…。」
タッタッタッ
アイツらがどこにいるか確認する為に、小走りで下駄箱から出る。
…と、
「うおっと~!!!」
何かに引っ掛かった。
ドンッ!
「ったぁ~」
真面目に転んだ。
だっせえー
てか、いってぇー
「だっさー!」
「マジで転ぶと思わなかったぁー!」
「男として、恥ずかしいね。」
声で分かる。
下駄箱のドアに隠れて、足を出して引っ掛けたんだ。
そんな事するのは……
ヤツら五人しかいない。
声の解説をすると、始めに怜。次に、蓮。最後に、舞。
ダサい、とか。
恥ずかしい、とか。
お前らのせいだろー!!
「おーまーえーらーは、ガキかっ!!」
「「「ガキじゃありませーん」」」
四人の声が重なった。
つかさはダルそうにしてて、皆と言わなかった。
「香山くん、平気?」
「あ、片桐。そんなに心配しなくて、大丈夫だから。」
「あ、そうだよね…//////」
「うん。」

