「なあ、片桐さん超人気じゃん♪」
「みたいだな。」
「片桐さん、可愛いもん♪まあ、智樹は良いよな?皆のアイドル、怜ちゃんと幼馴染みだし。美人、つかさちゃん・舞ちゃんといつも一緒にいれて、親友とか言ってるし。」
「なんだよ、その顔。羨ましいぃ~、みたいな。」
「羨ましいんだよっ!!バ~カ。」
バ~カ、って…。
凄い睨まれてるんだけど。
てか、廊下うるせー!!
イライラする!!
「「「キャー!!」」」
いきなり女子たちの甲高い声がした。
な、なんだ??
そっと窓から覗いてみる。
俺はその光景を見て、唖然とした。
てか、何様?貴族様?
みたいな。
「お前ら何してんだよ。」
俺は前からきたヤツらに言った。
誰かって?
そりゃ、いつものメンバーよ。
俊、蓮、怜、舞の四人。
女子たちの甲高い声の原因。
四人が来ただけで、道がパッと空いた。

