「やったー♪決まり、決まり~」
「最悪っ……」
俺とつかさの正反対の言葉。
俺は喜び、つかさは怒る。
「俊っ!何オススメしてくれちゃってんのよ!!」
「いいじゃん。別に実行委員ぐらい。サラーっとやっちゃえば。」
「本当にあんた、他人事ね。」
「つかさ頭良いんだし、運動神経抜群だし、リーダー性もあって、体育祭実行委員ピッタリ!蓮だけだと何やりだすか分かんないし、頭の悪さをフォローしてあげないと。」
「俊、人の話聞いてる?」
「蓮はさ、いきなり暴れ出すかもしれないし、縄でもつけないと逃げ出すかも……って、蓮。頭の上に怒りマークがついてるけど??」
俊はニコニコしながら言う。
俺ムカついて、立ち上がる。
俊の机に手をついて…
「あ?頭の悪さをフォロー?俊くーん、頭の良い子の嫌味かな?あはははは」
「そんな事ないよ?ばか正直に言っただけ♪」
「そこ、ばか正直に言うんじゃねえよ?頭の良い子が、自分に『ばか』付けると嫌味に聞こえるよ??」
俊と俺が笑いながら(顔は笑ってないけどね?怒りすぎちゃって…。)話している。
周りは、勝手にやってろ。と言った様子。

