香山 智樹。
怜の幼馴染みです。

入学式当日、友達ができた。

俊と蓮。

つかさが珍しく心を開いた、って聞いて驚いた。

でも、それほど良いヤツなんだろうなって確信した。


「怜ー!つかさー!」


横からでっかい声で走ってくるヤツを発見!!


ガラガラガラガラッッ!!!


いきなりクラスに入るなり、つかさに抱き付いた。

怜は俺の前にいたから、抱き付けなかったんだな………

てか、俊と蓮。
超驚いてるんだけど。


「舞っ、騒がしい……。」


つかさが抱き付いてきた女、舞に言った。


「だって、私だけ離れちゃったんだよー!!ひどくない?ひどすぎだよね。」

「わかったから、落ち着きなって……」


つかさは舞に、凄く迷惑そうに言った。


「はーい……。」


そう言って舞はつかさから離れて、俺らの方を見た。


「あれっ?智樹もいたの?」

「おいっっ!気付かなかったのかよ。」

「だって、窓からちっちゃーく覗いてるんだもん!幽霊かと思っちゃったよ。」

「アハハハハハッッ!言うねぇ、舞!」


怜は楽しそうに笑ってる。