容姿端麗6人組



「痴話げんかで面倒くさいHRを、長引かせるな。」


俊が冷静に言う。

呆れた顔をしているのは、見なくても想像がついた。


「じゃあ、アタシに実行委員やれっての?」

「いいじゃん、やれば。」

「俊。人事だと思って!!」

「人事だよ?だって、俺関係ないし~」


つかさがやる事で、俺に被害はない。
と言った様子。

本当、人事。
まあ、実際人事だからな。


つかさと俊の言い合い合戦だな。

でも、長くは続かなかった。

それもそのはず、俊が先手を打った。


「亮ちゃん?つかさは頭良いし、体育の成績女子一位だし、リーダー性あるし…。何より蓮を操れるよ?」


俊がつかさをオススメ中。

それほど早く終わりにしたいのだろう。

てか、操れるよって…


「俺は操られねーし!操り人形じゃねぇ~」

「んな事は、知ってるわっ!!」


すかさずツッコミを入れる俊。


そんな俺らのやり取りに、クラスの皆は笑いまくり。


そしたら、いきなり亮ちゃんの声が響いた。


「決まりっ!篠崎のアドバイスで、やっと決められた。佐々木、宜しくな!!」

「はああぁ~!?」