「「蓮の家~!?」」
デートの翌日のHR前。
いつも通り、俺らのクラスC組に集まる六人。
俺の家に、今日来いと言った。
その事に対して、皆が驚く。
「そ、俺ん家~♪母親から、連れてこいとのお達し。」
「蓮がいきなり言うから、ビックリしたよぉー」
怜が目をまん丸くして、俺に言う。
まあ急だわな…
てか、俺だって昨日聞いたんだし…
時間は逆上る事、8時間前。
つかさを送った後、家に着いた時間。
そこに逆上る。
ちなみに、時間は午前0時。
ーーーー………
「お前は、こんな時間までドコ行っとったんじゃぁ~!!」
玄関先で近所迷惑だってくらい、大声で叫んでたのは……
俺の父親。
「うるせー、彼女送ってきたの。」
耳を押さえながら呟くと、親父の表情は一変。
「おおー、良くやった!!彼女を送って、遅くなったかぁ~。それでこそ、俺の息子。男だ、男。」
笑いながら、にこやかな表情。
そんな大声で話すもんだから、奥から母さんが出てきた。

