容姿端麗6人組



バイトが終わって帰り道。

つかさの家まで送るって言ってんのに、遠回りになるからいいって言われる。


現在、夜の11時を回ってる。

こんな時間に、彼女を一人で帰らせられるかって!!


「送る。」

「いいっ!」

「送る。」

「大丈夫っっ!!」

「送るってぇ」

「しつこい~!!」


さっきからずっと、こんな会話が続いてる。


「たく、11時なんだけど…」

「分かってる。でも蓮には親がいるんだから、心配するよ?」

「彼女を一人で帰らせた。って方が心配される。てか、雷くらう。」

「もう…、大丈夫だって言ってんのに…。」

「じゃあ、後ろからでもついてく。」

「分かった。そっちの方が恐いから……」


つかさは根負けして、一緒に帰る事を許してくれた。


しばらく歩いて、つかさの家に着く。


「ありがと。今日はちゃんとしたデート、出来なくてごめんね?」

「ううん。全然OK~♪祐次とも仲良くなったから。」

「らしいね。じゃ、また明日。おやすみ…」


手を振って、家に入ろうとした。

当たり前なんだけど、名残惜しい…


「つかさぁ~」

「ん?」

「おやすみのチュー♪」

「は…?」