容姿端麗6人組



「つかさが俺に、カウンターに案内してくれって言ったじゃん。カウンターだったら、つかさ自身いるから。俺らは、カウンターからは出らんないし。」


だから、カウンターに??

俺の事を思って、??


「それにカウンターの外だと、今日は女ばっかりなんだよ。多分、ここ入った時に気付いたんだろうよ。な?これって愛されてるんじゃねえの??」

「俺、愛されてる?」

「きっとな。」


笑顔で言う祐次に、ずっと嫌だった気持ちが無くなった。


「さんきゅっ♪お前、良いヤツ。」

「おー、これで信用されたな。」

「え?」

「だってさ。アンタに睨まれたまんま、つかさとバイトで会ってんのって気が引けるじゃん?彼氏の見てない所でコソコソ、みたいな。」


うおおお、
コイツすげぇ良いヤツ。

曲がった事が嫌いみたいな。


「なあ、仲良くしようぜ♪俺の事、蓮で良いから。」

「おう!俺も祐次で良いよ。」


思わぬ所で、友達ができた。

バイト先について来て、良かった。