容姿端麗6人組



「いってぇー。メニューで叩きやがって、痛いんだぞ……あれ。」


頭をさすりながら、言う祐次。

すると、パッと目が合った。


「つかさって、いつもバイトではあんな感じ?」


何か話さなくてはと思って、出た言葉はつかさの話だった。

はぁ…、馬鹿だ。

何でコイツとつかさの話を……


「まあ、あんな感じ…だな。」

「そっか。」

「つかさ、結構人気あるんだぜ?カウンターにいるヤツは、人気があるって印なんだ。」

「何で?」

「カウンターにいるとさ。客が独り占めしなくなるじゃん。手の届かない人、みたいな。」

「なるほど。」

「バイト入りたての頃は、いろんな所歩き回って注文聞いてたんだ。でも人気が出てくると、注文取りに行ってそのまま掴まっちゃって…。こっち来て、こっち来てってさ。うるさくなるんだよな。それの解決策が、これ。オーナーの考えなんだ。」


つかさも人気あったんだ。

まあ、つかさ美人だし…
当たり前か、