「あれっ、つかさ?今日バイト入ってたっけ。」
「どーも、今日はピンチヒッター。」
「なるほど。オーナーに、こき使われてんのか。」
だ、誰?
いきなりカッコいい男。
ウエイター姿で、つかさと馴々しく話す。
茶髪で短髪のスポーツマンって感じ。
性格、俺の推定。
……良さそう。
ムカつくけど。
「あー、つかさちゃん!!ごめんね、急にお願いしちゃって…」
「あ、いいですよ。全然。どうせ、暇ですから。」
またまた、イケメン。
さっきのヤツより、少し年上って感じ。
そして、黒髪の短髪。
でも、紳士的っぽい雰囲気で、人気ありそうな……
「てか、裏から入ってこいよ。」
馴々しい茶髪野郎が、つかさのおでこをツンッとつついて言う。
ふざけんな。
馴々しく話す所か、馴々しく触りやがって…。
「つかさ…。」
ツン、ツン
とつかさの背中をつついた。
「ああ、ゴメン。紹介するね?今朝話した、オーナーの聖夜さん。」
「どうも。 ニコッ」
営業スマイルってヤツか?
黒髪の人がお辞儀をして、笑顔で言った。
コイツが、電話してきたオーナーか。

