容姿端麗6人組



「あれっ、つかさ?今日バイト入ってたっけ。」

「どーも、今日はピンチヒッター。」

「なるほど。オーナーに、こき使われてんのか。」


だ、誰?

いきなりカッコいい男。
ウエイター姿で、つかさと馴々しく話す。

茶髪で短髪のスポーツマンって感じ。

性格、俺の推定。
……良さそう。

ムカつくけど。


「あー、つかさちゃん!!ごめんね、急にお願いしちゃって…」

「あ、いいですよ。全然。どうせ、暇ですから。」


またまた、イケメン。

さっきのヤツより、少し年上って感じ。

そして、黒髪の短髪。

でも、紳士的っぽい雰囲気で、人気ありそうな……


「てか、裏から入ってこいよ。」


馴々しい茶髪野郎が、つかさのおでこをツンッとつついて言う。

ふざけんな。
馴々しく話す所か、馴々しく触りやがって…。


「つかさ…。」


ツン、ツン
とつかさの背中をつついた。


「ああ、ゴメン。紹介するね?今朝話した、オーナーの聖夜さん。」

「どうも。 ニコッ」


営業スマイルってヤツか?

黒髪の人がお辞儀をして、笑顔で言った。

コイツが、電話してきたオーナーか。