容姿端麗6人組



「舞。それで、どうしたの?」


怜が心配そうに言う。


「れぇ~い~」


舞は、その言葉を待ってましたと言うように、目をキラキラさせた。

そして、怜に勢いよく抱き付いた。


「ど、どうしたの!?」

「ゔぅ~、、先輩がね?先輩がぁ…」


怜、動揺しすぎでしょ。

舞は舞で、半泣き状態だし…


てか、早く事情を話してほしいんだけど…

焦れったいったら、ありゃしない。


「で、何があったの?焦れったくて、仕方ないんだけど…」

「つかさ、ヒドいぃ」

「早くー!!!」

「わかったよぅ、話すから…」

「で、ほら。話してみなさい?」

「うん。あのね…、先輩が…。彼女できたっぽいの……」


たく…、そんなに好きだったなら、告白すれば良かったのに。


「うわぁー、それはショックだわ…。」


蓮がカタンッと、屋上のフェンスに寄り掛かりながら言う。

蓮も同情しちゃうんだから。
甘いな…