容姿端麗6人組



「ふあぁ……、おはお~」


怜があくびをしながら、教室に入ってきた。

遅刻ギリギリ。


「おはよ♪」

「あ、つーちゃん♪朝から仲良しだね、お二人で~」


蓮と私を見て、怜はニコニコしながら言ってくる。

仲良く見えるのかな?


「つかさぁー、聞いて!聞いて!」

「うおっ、舞!?どうしたの。」


舞がいきなり教室へ入ってきた。


そして、抱き付いてきた。
ちょっと半泣き?


「どうしたの?」

「うわぁー、先輩が…先輩が~」

「待て、待て!舞。HRが終わったら、ゆっくり聞こう。だから、ちょい待ちな。」

「ううぅ~、分かった。」


舞が沈んだ様子で、手をヒラヒラ振って教室を出ていった。


――キーンコーンカーンコーン♪


チャイムが鳴った。

それと、一緒に亮ちゃんが入ってくる。


舞、どうしたんかな。

先輩、先輩。
言ってたけど…

先輩ってきっと、あの人の事だよね。