容姿端麗6人組



「そうなんだよ~」

「マジかよ…、つかさ。」


はぁ……
デタラメな事を吹き込まれて。


「違うっつうの。」

「蓮、違うってよ?」

「違くねえよ…、本当に電話で……」


――ガラガラガラッッ


教室に入りながら、話す私達。

席に着いたら、俊から質問の嵐。


「で、本当の所はどうなんだよ。」

「だから、さっきから言ってんでしょ。浮気じゃないんだって…」

「じゃあ、その…聖夜さん?は、誰?」

「知り合い。」

「知り合いって…。それじゃ、疑わしいな。」

「はぁ……。聖夜さんは、バイト先のオーナー。」

「は?バ、バイト……って。」


そうだよ?

さっきのも、バイトの電話だし…


「はあ…、人騒がせな…。だってよ、蓮。」

「何だよ…、ビックリしたぁ。」

「勝手に蓮が、誤解したんでしょ?私が話そうとしてたのに、浮気だ。浮気だ。って、騒ぐから……」