「お前ー!……たく。その余裕な顔を見てると、怒る気力を無くすな。」
亮ちゃんは、頭を抱えて言った。
その反面。
ニコニコしながら、つかさは言った。
「良かった。あんまり怒られなくて♪ラッキー」
最後、亮ちゃんにピースをした。
「はあ…、お前なあ…。」
亮ちゃんは諦めたように、ため息混じりの声を出した。
「駒塚!篠崎!お前ら、怒られなかったと思って安心するなよ?」
「えー!亮ちゃん、俺らの事も怒る気?」
さっき怒る気力無くなったって、言ったじゃん!
ヒドいよー
せっかく安心してたのに。
「始業式まで時間がないから、今は見逃してやろう。」
「ヤッホー♪」
「だけど放課後、残ってもらうからな?」
面倒くさぁ
せっかく、今日は授業ないのに…
「夏休み明けても、お前らは変わらないな。」
その言葉を聞いて、四人が同じ事をした。
ニッと笑みを浮かべて、ピースサイン。
コイツらは、最高の親友だ。

