容姿端麗6人組



え?そっから?

遅刻してないって、断言しちゃってるよ。


「お前にはチャイムが、聞こえてなかったのかっ」

「えっ、鳴ってたの??」


怜が驚いて亮ちゃんに聞く。


すると亮ちゃんは一度だけ、ゆっくりと頷く。


確認の為、俺らの方にも聞く。

俺、つかさ、俊
三人とも頷いた。


「ぎょえええ~、鳴ってたの?」


ぎょえええ~
って、どんな驚き方だよ。



「あんたは、完璧なる遅刻。」


つかさがほほ笑みながら、怜に言った。

それで怜は、少し落ち込み出した。


「佐々木ー!!」


遂に亮ちゃんの怒りが、ターゲットを変えた。

それは、つかさ。


「亮ちゃん。そんなに大声で呼ばなくても、聞こえてるよ??」

「そうじゃなくてっ。俺がココで怒ってるのを知ってて、話し続けてただろう。」


え?マジ??
知ってたんかい!!

まあ、つかさらしいけども…


「知ってたよ?目、合ったもんね。でも、別にいっかなあ~なんて思いながら話してた。」


つかさは怒られているにも関わらず、余裕の表情で話している。