容姿端麗6人組



「運動神経がいいのか、悪いのか分かんないよ……。何で球技が出来ないの?」

「そんな事、私に聞かないでぇ~」

「ああ~、わかった!!トロイのか…、天然だし?」

「つーちゃん、ヒドいっ!!」


机からバタンッと起き上がった。


「そう?本当の事…」

「ぶぅー……」


怜は諦めたのか、ふてくされたように頬を膨らまして教卓の方を向いた。


「きゃっ!!」


すると、ビックリ!!

目の前には…
亮ちゃんが腰に手を当てて、怜を見ている。


「お前ら、いい加減にしろよ~!」

「"お前ら"って事は…、私だけじゃない!!ほら、皆もだよ。」

「勝手に人を巻き込むなっ」


すかさず、つかさが言う。


「笹山~!お前に一番、怒ってるんだよっ!!」

「えぇ~、嘘だ~」

「お前は遅刻の上、いつまでも喋り続けやがってー」

「亮ちゃん、違うよ!皆も話てたもん。」

「そういう問題じゃなーい!!」

「でも、遅刻してないよ?」