容姿端麗6人組



そういえば…
怜の走ってるとこ、見た事ないや。

速いのかな。
イイ線いってるって、つかさ言ってたし。


球技やってるとこは、何度も見ててヒドいなって感じだったけど……

走るのは得意なんだ。


「怜の球技は、見てられないからな。」


俺のボソッと言った言葉が、怜を刺激したらしい。


ガバッと机から起き上がって、ものすごい目で俺を睨み付けた。


「怜…、怖いって…」

「ふんっ!どっかの誰かさんが、余計な事言うからだもん。」

「はいはい。悪かったよ~」

「反省が感じられない~!!もう、いいもん!!」


怜が不機嫌になって、もう一度机に頭を伏せた。


「あーあ。お姫様が拗ねちゃった。」


俊が頬杖をついて、呆れた顔を見せる。


そこに追い討ちをかけるのは、つかさだ。