容姿端麗6人組



「疲れちゃったよー。今日から始業式!とか、何か大事な日の当日って寝坊しちゃうんだよね。」

「それ、ダメじゃん。」


怜が教室に、何事もなかったかのように入って席についた。


鞄をおろした途端、机に顔を付けてベターとしながら言ってる。


「ううーん……」


つかさは後ろにいる怜を見ながら、いきなり悩んだ顔。

この短時間に、何を悩む事があった?


「どうしたの?つーちゃん。」

「すっごい不思議に思っちゃって。」

「何を??」

「今、全速力で走って来たんでしょ?疲れきってるもんね。」

「うん。それのどこが、不思議なの?」

「怜って…、"球技系"はまるでダメなのに。なぜか、足の速さと持久力はイイ線いってるんだよなぁ。って思って……」

「球技系の所、強調しなくていいからっ!!」


つかさの発言に、すかさず突っ込む怜。